さくらの歴史
16席の小さなお店から始まった「手打ちそば さくら」は、19年かけて直営店を9店舗数えるほどに成長しました。
たくさんのお客様に支えていただき、感謝の言葉しかありません。ご愛顧くださっているお客様のお子様やお孫様の世代まで愛されるようなお店となれるよう、今後も精進してまいります。
「手打ちそば さくら」代表 三輪 貴寛
祖父母が営む蕎麦屋で育った私は、家業の手伝いとして小学校5年生にして、すでに蕎麦打ちを始めていました。休日はもちろん、学校から帰宅しては蕎麦打ちに没頭する毎日を過ごしているうちに、中学生にもなると一人前に蕎麦打ちができるようになっていました。
キャリアは10才からという長い年月を蕎麦打ちに捧げた私が心血を注いで開発したのが、さくらの蕎麦です。詳細は企業秘密で多くを語ることはできませんが、多岐に別れる蕎麦打ちの種類の中でも、さくらのお蕎麦は極太でありながらもちもちとした食感を楽しんでいただける、唯一無二の自慢の逸品です。
平成17年に客席16席の小さな店を借りて、妻と2人で始めたお店が「手打ちそば さくら」の始まりです。店名は、桜のように綺麗に咲き誇り、愛されてほしいという願いが込められています。開店当時は「さくら」を冠したヒットソングが多く、その勢いにあやかってたくさんのお客様から話題にしていただきたいという想いからも、誰もが知っていて愛されている日本の花の名前「さくら」を使ったことが由来です。
当時は広告宣伝費に余裕がありませんでしたが、お客様が口コミで話題にしてくださったおかげで少しづつお客様の数が増え、開店3年後には現在の平岡公園に本店を移設する運びとなりました。
さくらの味は変わらない
さくらの味は、どの店舗でも変わりません。その一番の理由は、「全ての店舗がオープンキッチンだから」です。
お客様から様子が見える厨房は、当然作り手からもお客様のおいしい!という笑顔を見ることができます。お客様が召し上がっている表情をしっかり見ながら、繊細なチェックを行うことで、全ての店舗で変わらない味を実現しています。
開店当初は清田区という札幌の外れまで多くのお客様が足を運んでくださっておりました。
皆様からの近隣に店を出してほしい、とのありがたいご意見にこたえるべく、地道に職人を育てながら、さくらの変わらない味を提供できる店舗づくりを試行錯誤した結果、現在は5店舗での展開ができるようになりました。
皆様から長い間変わらぬご愛顧をいただいている理由は、この変わらないおいしさとさらにもう一つ、真摯に仕事に向き合ってくれる素晴らしいスタッフたちに恵まれたことです。
ありがたいことに、お客様からスタッフへのお褒めの言葉をいただくことは度々ありますが、こんなに嬉しいことはありません。
接客の姿勢など、いつも一生懸命に仕事をしてくれるスタッフたちは私の自慢です。
そんなさくらを取り上げていただいたメディアについて、いくつかご紹介します。
さくらを開業して3年も経つと、たくさんのお客様にお越しいただけるようになった反面、皆様をお待たせしてしまうようになりました。ありがたいことに開店前から並んでいただくこともしばしばとなり、お店を大きくすることを決意し、トベックス様に建築していただきました。
ログハウスの「手打ちそば さくら」が誕生した瞬間でした。今ではさくらの店舗全てをトベックス様が手がけてくれています。
初めての支店となる大通店は、平成24年にオープンしました。蕎麦居酒屋として業態を確立して、最も多くのお客様がご来店くださる大きなお店だったので、思い入れも深い店舗でした。
残念ながら令和2年、新型コロナウィルスの影響で閉店となりましたが、さくらが成長するためにとても勉強となった店舗であり、当時のスタッフ・お客様への感謝は絶えません。
手稲明日風店は札幌でありながら小樽に近い店舗であり、現地スタッフの採用を含め地域イノベーションを生み出すきっかけになりました。現在の直営店の中では、一番大きな店舗です。
台湾人スタッフの受け入れ開始
平成27年には、台湾に「北海道蕎麦さくら」台北店を出店しました。ここから台湾との交流が始まり、日本人スタッフを台湾で研修させたり、逆に台湾人スタッフを友人の企業様へのご紹介したりと、日本での就職支援やワーキングホリデー支援も積極的に行ってきました。現在は3名の元台湾人スタッフが北海道に残っています。結婚や再就職などを経て、今はそれぞれの道を歩んでいるスタッフたちを応援できたことは私の誇りです。
令和元年、新業態となる「手打ちそば さくらの定食屋」を開店しました。もともと本店や手稲明日風店で好評だった定食メニューを充実させた店舗で、お客様にはおなかいっぱい食べて満足していただきたいという想いから、こだわりのご飯・お味噌汁はおかわり無料にしています。もちろん他の店舗と同じようにお蕎麦のメニューもありますので、さくら自慢のお蕎麦も召し上がれます。
北7条店 開店
令和2年、たくさんの方に支えられ、さくらは創業15年を迎えることができました。妻と2人で始めたさくらも、スタッフの数は総勢100名に迫るまでに増えており、お客様・スタッフはもちろん、関わってくださった全ての方には御礼の言葉もございません。
また同年、北7条店を開店しました。大通店が新型コロナウィルスの影響で閉店を余儀なくされ、札幌市中心部にお住まいのお客様からは落胆の声をいただいていました。なんとかその声におこたえしたく開店した経緯があります。小さな店舗ではありますが、お近くの皆様にはぜひお越しいただきたく思います。
令和3年には、さくら初の札幌市外店舗の千歳店を開店しました。現在では珍しい人口増加エリアとなる「千歳市みどり台」に建築しました。新型コロナウィルスの感染防止対策を徹底し、タッチパネル式オーダーシステム・セルフレジの導入などで、お客様との距離感を大切にした店舗作りとなりました。
令和3年11月、北海道外初出店となるプレナ幕張店の開店が決まりました。千葉県の海浜幕張駅を出てすぐにある「プレナ幕張」という商業施設での出店となり、近隣には幕張メッセもあります。北海道だけではなく、関東のたくさんのお客様に北海道の蕎麦のおいしさを知っていただけたらと思っています。
令和4年4月、道外2号店の市川店が開店しました。さくらオリジナル極太ちぢれ麺だけではなく、北海道産蕎麦粉で打った細麺もあり二色麺を味わえる店舗としています。 お店は総武線下総中山駅から歩いて10分程度にあるショップ市川の2階にあります。
令和4年5月、北海道サッポロファクトリーの3条館に新店が開店しました。さくらでは珍しい『つけ麺専門店』です。 さくらの極太ちぢれ麺と更科粉と国産の胡麻を使った細麺が選べるメニューとなっており、6種類のつけ麺からつけ汁を選ぶ事が出来ます。
令和4年11月、札幌市北区屯田にある大型ホームセンタージョイフルAK屯田に新設されたフードコートに、さくらとしては初めてのフードコートスタイルでオープン致しました。駐車場直結の店舗で席数も270席と多く、ゆったり飲食のできる環境となってます。